福島県双葉町立南小学校ボランティア

ボランティア塗装
第185弾

活動日:2024年03月11日

2011年3月11日の東日本大震災発生直後、双葉南小学校では多くの児童が荷物を持たず、上履きのまま避難しました。
小学校からわずか3キロの場所にある東京電力福島第一原子力発電所の事故によって町内全域に避難指示が出されたため、校舎内にはランドセルや筆記用具など、様々なものが当時のまま残されています。避難指示は11年以上に渡って発令されたままでしたが、一部地域については2022年8月に避難指示が解除され、住民はようやく双葉町に戻ることができるようになりました。
双葉南小学校校舎の解体・保存をめぐり検討を続けてきましたが、2023年9月、校舎を保存し震災遺構として活用する方針を打ち出しました。
塗魂ペインターズは2023年春ごろから双葉町とボランティアの検討を重ねており「当時の状況を後世に伝える施設が次世代に残るように」との思いが合致していたこと、震災遺構として校舎を保存する方針が決まったことから、双葉小学校への塗装ボランティア開催が決定しました。初の全国ボランティアとして、日本全国の塗魂ペインターズ会員が参加させていただきました。

また、双葉町の復興の様子は海外からも注目を集めています。「チェルノブイリ原発事故からの復興のように、福島がどう復興していくのだろう、日本はどう復興への道のりを歩んでいくのだろう」と、海外から科学者が訪れることもあるといいます。塗魂ペインターズは、このたびの双葉南小学校へのボランティアを契機に、東日本大震災の被災地へのボランティアを継続的に実施し、復興の様子を国内外へ向けて発信し続けたいと考えております。